大稽古会終了しました
稽古会2日目も無事終了しました。
稽古会なので技量を高め合う研鑽の意味が第一なのですが、久々に集まる世代を越えたメンバーならではの遊び心の番組もありました。
例えば仕舞殺生石は、22年前に京大自演会で能殺生石の後シテをした人が舞って、2年前の同じ自演会で出した同じ能殺生石の地頭が地頭を勤めました。
舞囃子箙は、12年前にやはり京大自演会で能箙を出した時のシテと地頭が、役を入れ替えて勤めました。
そんなこんなで、舞台の厳しさと、能によって得られる楽しさ、充実感を存分に味わえた二日間でした。
今回集まった世代は、おそらくこの先40年、50年と能を続けていってくれると思います。
集まったのが本当に素晴らしいメンバーなので、私も彼らに付き合える限り、今回のような会を積み重ねていきたいと思います。
昼ごはんの様子。これ位の人数でした
週末は大変寒い中稽古をつけて頂き、ありがとうございました。
かつての仲間、そして新しい人と稽古が出来る機会があるのは大変刺激的で、有難いことです。
普段は多忙でブランクがある方もいましたが、歳を重ねることで違った味が出てきますし、
また何歳になっても、稽古すればその分きっちり上達するのは、能の魅力の一つだと改めて思います。
土曜日の七宝会も楽しみにしております。
稽古会お疲れ様でした。確かに久しぶりに謡を聴いた人が、むしろ前よりも味が出て良くなったと思うシーンがありました。
皆それぞれ仕事や家庭で忙しくなっていると思いますが、なんとか稽古会だけでも参加してもらえたらと思います。
村井くんはまた澤風会の舞台などでもどうかよろしくお願いします。