電車で謡本

今朝は一般の皆様と同じ通勤時間に出発して、地下鉄で仕事に行きました。

最初とても混んでいましたが途中座れたので、すかさず鞄から謡本を出して見始めました。謡本と言っても通常の四分の一位の豆本です。

しかし隣の人は興味を持たれたらしく、かなりずっと本への視線を感じました。

宝生流の謡本は五流の中でも特に字体が古いので、御存知ない方には珍しいのでしょうか。

宝生流の稽古をすると、昔の文字もある程度勉強出来るかもしれません。読み仮名を振る必要はありますが。

とはいえ偶に謡本に興味を持たれた方に声をかけられても、大抵必死で謡を覚えている最中で、あまり丁寧な対応が出来ないのが心苦しい所です。

街中で古文書みたいな本を読んでいる人に冷たく対応された方は、相手はもしかして私かもしれません。そんな時にはお問合せメールをいただければ、丁寧に対応させていただきます。

お稽古の事に限らず、能楽全般についてもお気軽にお問い合わせをいただければと思います。どうかよろしくお願いいたします。

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