植田竜二先輩を思いながら

今日12月10日は、京大宝生会の植田竜二先輩の一周忌でした。

私は昼間に紫明荘組の稽古、夜は京大宝生会の稽古に行って、植田先輩と縁の深い人々と1日稽古をしました。

.

特に京大宝生会は、次の日曜12月16日に迫った関西宝連前の最後の稽古でした。

今度の関西宝連は、「京宝連」としては第119回を迎えます。

植田先輩が第1回目から参加されて大事に育ててくださった「京宝連」は、来春には120回の節目になる訳です。

.

今年入学した1回生は植田先輩と会ったことは無いのですが、今日の稽古で聞いた1、2回生素謡「土蜘」は、シテ、頼光、ワキ、地謡ともに力のこもった大きな声で、とても良い謡でした。

植田先輩が聞かれたらきっと「今年の1、2回生、すごいねぇ!」と言ってくださったと思います。

.

そして上回生中心の能「経政」も、最後の最後まで改善すべき点を頑張って稽古しました。

植田先輩に褒めていただけるように、本番までもうひと頑張りしてほしいです。

.

.

植田先輩の命日は毎年冬の京宝連の直前にやって来るので、近づく京宝連と共に毎年必ず思い出されることでしょう。

植田さん、今年の京宝連の舞台もどうか能楽堂のどこかで見守っていてくださいませ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です